TOP > kirei sendai artist

kirei sendai artist

裂き織り作家/平澤 朋子さん

古い着物が生む新しいひらめき
過去、現在、未来を結ぶ『裂織』

古い着物を『裂織』を通して蘇らせる平澤さん。
オリジナルの表現と裂織の魅力を教えてもらいました。

平澤さんが語る裂織の魅力

作品

古い着物と向き合うと、ある部分だけが色褪せていたりつぎはぎだらけだったりと、その当時の気配を感じることができるんです。その気配を生かしつつ、裂織を通して私の手で新しく生まれ変わることで、今の私が創り上げる気配がプラスされ『だいなみっく 裂織』としての作品が生まれます。さらに、私の作品を使ってくれる方の気配がプラスされることで、新たな独特の雰囲気・気配を創りだし、作品として完成すると思うんです。

昔は着物として使われていたものが、裂いて裂織の素材となり、織って生地へと変化し、新しいものに生まれ変わり蘇る。時代を超えて過去と現在、そして未来がつながっていることを感じられるのが裂織の魅力だと思います。

Message



さまざまな人生や思いが染み込んだ着物たちを大切に、大切にし再び気配を吹き込んで作品を作っています。
私は「再利用」という言葉だけではくくりきれない事というか、「そのものの存在を活かしつつ、更なる付加価値を加える」ということを裂織を通してやっていきたいと考えています。

作品

collection/主な作品紹介

コレクション1コレクション2コレクション3コレクション4コレクション5コレクション6コレクション7コレクション8

『裂織』ってしってますか?

南部裂織り

裂織とは麻や木綿の経糸(たていと)に布を裂いて横糸「緯」(ぬき)にして織る、織物の一つの織り方です。地域によりクオリ、サッコリ、ツヅレなどと呼ばれ、全国各地また外国にもありました。

日本で裂織が盛んに織られるようになったのは江戸時代中期。江戸時代初期に南蛮より綿の種子が伝わり、木綿栽培が広く普及するようになりました。しかし、綿の栽培ができない寒冷地では、交易に頼るばかりで木綿は貴重品でした。その貴重な木綿を最後まで使い切るため再生技術として裂織が生まれ、広まりました。裂織は木綿を愛おしむ昔の人の知恵と愛情がはぐくんだ遺産であると言われています。
右の写真は南部裂き織りの織り目。細かいですね。


『だいなみっく 裂織』とは?

卓上織機

今回ご紹介する平澤さんが伝統的な裂織をベースに、独学で学んだ自由な発想や思いから生まれたオリジナルの表現方法です。本来の裂織は細かく織られていますが、『だいなみっく裂織』は大きめの織目。これはステキな着物の柄を生かすための織り方。また、帯も裂織として使用するもの珍しいのだそうです。

裂織の全工程の中でかなりの時間を割くのが、横糸を作る作業。糸くずや毛羽を作品に取り入れ、日々変化するデザインとして表現するために、手間と時間をかけて手で着物や帯を裂いています。


制作過程

着物や帯を横糸にするための下準備から織る様子をご紹介



詳しくはこちらから>>

plofile

平澤 朋子さん

平澤 朋子さん
京都、神戸に育ち、現在は仙台在住。子ども時代、祖父の蔵で眠っていた古い着物たちと出会う。薄暗い蔵の小さな窓から差し込む光に照らされて、キラキラ輝く帯や鮮やかな着物たちに魅了され、独学で裂織をはじめました。現在は、昔ながらの裂織をベースに、和のようでもあり、洋のようでもある、枠にとらわれない『だいなみっく 裂織』を創っています。


活動経歴
2004年 第二回裂織公募展入選
2004年 裂織フェア 出展 (きもの美術館 東京)
2006年 個展 『初売』 (YASUMINN 仙台)
2006年 『サリーと裂織展』 (中尊寺 岩手)
2006年 二人展『1970年代に生まれた。展』 (YASUMINN 仙台)
2006年 二人展『present!present!pleasant!』 (黄金舎 神戸)
2007年 企画展『チョコレイト展』 (黄金舎 神戸)
2007年 『里山の中の作品展』 (ギャラリー鍛冶屋 宮城)
2007年 個展『織織花と過ごす夏』 (ポートランド 仙台)
2007年 『だいなみっく裂織&秋田楢岡焼展』 (ギャラリー鍛冶屋 宮城)


平澤さんのHPのご紹介。
ブログはもちろんポットキャストや平澤さんの作品が買えるHPはこちらから。

私作小翔
http://web.mac.com/shisaku_shoushow/

へアクセスしてみてください。


キレイ仙台コムサイト内検索

大観荘 ベガルタ仙台 仙台エス・オー・エス・モデルエージェンシー

写真 日本道観仙台道学院